確認申請が下りているのに！着工が出来ない（涙）建築地が「埋蔵文化財包蔵地」であった【小田原の家】神奈川県小田原市
こちら…WHITEがお手伝いさせて
頂いておる【小田原の家】では･･･
先日…待ちに待った～！
事前申請から…待つこと！
苦節…5ヵ月
Owner様にお待ち頂き！
ようやく…新築工事を
着工することが出来ました。
おいおい…
申請から5ヵ月って…
WHITEよ！
時間が！かかり過ぎやないか！
なぜ？
そんなにかかったのかって？
そ・れ・は・・・・・
今回の建築予定地が！
「埋蔵文化財包蔵地」であったから…。
「埋蔵文化財包蔵地」とは…
読んで字の如く…埋蔵文化財を包蔵する土地
として周知されている土地のこと。
石器・土器などの遺物が出土したり
貝塚・古墳・住居跡などの遺跡が
土中に埋もれている土地であって
そのことが地域社会で認識されている土地。
(文化財保護法第93条第1項）
同法の第93条では…
1．周知の埋蔵文化財包蔵地を土木工事等の目的
（埋蔵文化財の調査の目的を除く）で発掘しよう
とする者は、発掘に着手する日の60日前までに
文化庁長官に届出をしなければならない
（同法第93条第1項で準用する第92条第1項）。
2．届出をした発掘に対し、埋蔵文化財の保護上、
特に必要があるときには、文化庁長官は発掘前に、
記録の作成のための発掘調査など必要な事項を
指示することができる（同法第93条第2項）｡｡｡
今回の【小田原の家】の建築地では…
事前の地盤調査で敷地内の一部に
軟弱な地盤層があることが判明。
https://jutec-home.jp/news/22613/
このため、地盤改良の杭工事を
実施予定の場合、地中にあるであろう
歴史的な埋蔵文化財を傷つける恐れが
あるので・・・新築工事前に！
管轄する市町村（教育委員会）への
埋蔵文化財の発掘申請･試掘･
本格調査が必要に・・・。
◆こちらは事前申請後…小田原市による本格調査時のショット
（ここまでくるにも約3ヵ月）
「埋蔵文化財包蔵地」
意外にも！エリア的には多いので…
要チェックポイントです。
◆現地では試掘調査も完了し、本格的な発掘･掘削作業がスタート。
（ご近所の方からは…地下室？つくるの？と･･･）
◆各時代の地層状況も見えてきました。
◆遺構(いこう)（竪穴住居跡や穴の跡など）や
・遺物をおおっている土を慎重に掘る
・手作業のため…超時間がかかります。
◆予想通り？土器などの遺物が出てきました！
・発掘調査で出土した遺物は復元・実測
・トレース作業など市の委託業者が行うとのこと。
◆事前申請から…約5ヵ月後…
・規定の埋め戻し作業を実施して
・原状復帰した建築予定地のショット。
・（ここまで長かった・・・・・）
今回かかった経費は公費負担。
（これ～相当な額なはずです。汗）
最終的には小田原市役所から「報告書」も頂けるとのこと。
さあ～小田原市役所による発掘調査も完了して
待ちに待った！新築工事に着手できます。
現地では～Owner様と一緒に
建物の配置→地縄確認を実施して
WHITE神社で～！
これからの工事の安全祈願！
・・↓
翌日からは…地盤改良工事を実施。
こちらの工事には20年間（5000万円）の
不同沈下に対する保証費用が含まれている
安心の「地盤損壊保証付」の改良工事。
現地では 次の工程である
フルベース基礎工事が
スタートしました。
ジューテックホームのフルベース基礎は～
船のような「面」で地盤への負荷を
分散させ支える基礎形状が特徴。
「線」で支える一般的な住宅の布基礎に比べ
剛性も高く、地盤への影響が少ない
「強固な基礎工法」のひとつです。
【Owner：F様】
この度は着工まで…大変お待たせ致しました！
これから来春の完工･引き渡しを目指して
【2件目の住まい】も！安全第一で
1件目同様に！粛々と作業を進めてまいります。
BY WHITE
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