この「住宅ローン」は一般的に、建物が完成した際に融資が実行されます。
しかし、土地を先行で購入し、注文住宅を新築・建築する場合には、
建物の完成前に、土地代、着工金、中間金を支払うための自己資金を
準備しなければならないケースが多々ございます。
今回は・・・その時に活用される「つなぎ融資」の仕組みをご紹介。
一般的に住宅ローンは、住宅が完成し、購入者に引渡しされる時にのみ!融資実行されます。
(つまり、完成しないとお金を貸してくれません。涙)
そのため、すでに建物が完成しているマンションや建売住宅を購入する場合には
融資は完成時の「1回だけ」ですので、住宅ローンを借りれば全く問題ありません。
しかし、 「注文住宅」を購入する(建てる)場合には、
建物の契約時に「契約金」・着工時に「着工金」・上棟時に「中間金」・
そして完成時に「残金」を建築会社に支払うのが・・・
ごく我々の建築業界では一般的です。 (工事出来高払い)と言います。
また、上記写真のような分譲地(土地)を先行で購入する場合には、注文住宅の着工前に・・・、
その「土地代や土地購入に伴う諸費用」を・・・売主様に当然、支払う必要があります。
つまり、注文住宅を購入する場合は、建物が完成するまでに、
まとまったお金を「何回かに分けて」支払わなければなりません。
これらのお金をすべて自己資金で賄えるお客様には、上記のマンションや建売住宅と同じように、
引渡し時に住宅ローンを借りるだけで良いのですが、WHITEのような…自己資金で賄えない場合は
最終時一括支払いの融資を 「つ・な・ぐ・融資」! ・・・
この「つなぎ融資」が 必ず必要になります。
(建物が完成・引渡しされる際に住宅ローンで最後に一括精算。)
むむむ・・・・。難しいお話です・・・・・・・・・・・・・。
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ここで【一例】
注文住宅の取得(土地先行取得の場合)
A【土地取得代金】 :3,000万円
B【建築工事費】 :2,500万円
(出来高払い)
①契約金:10% 250万円
②着工金:30% 750万円
③中間金:30% 750万円
④最終金:30% 750万円 合計 2,500万円
(自己資金は750万円の場合)
※実際には土地代金、建物建築代金の一部、または全部に自己資金が活用される場合があります。
※つなぎ融資の返済時に別途・・・「利息・利子」も支払わなければなりません。
(利子・利息・・・無しでは貸してくれません。)
【つなぎ融資による利子・利息計算例 つなぎ金利3.457%の場合】
①土地取得時 2,500万円・・・つなぎ期間:8ヶ月(240日)
⇒2,500万円×3.475%×240/365=約57万円
②建物着工時 750万円・・・つなぎ期間:5ヶ月(150日)
⇒750万円×3.475%×150/365=約11万円
③建物上棟時 750万円・・・つなぎ期間:3ヶ月(90日)
⇒750万円×3.475%×90/365=約7万円
④上記に関わる手数料・保証料・印紙代: 約18万円前後
★上記の合計額: 約 93万円 !!!
(お金を借りるのに・・・さらにお金がかかる・・・この事実・・・大涙)
なお・・・この「つなぎ融資」は、どの金融機関でも
取り扱っているわけではないことには注意が必要です。
その金融機関の住宅ローンが・・・いかに魅力的な金利や手数料であっても、
「つなぎ融資」に対応していない金融機関ですと、
せっかく考えた資金計画も・・・資金ショートに陥ります。
(そんな銀行・金融機関もありますので・・・。)
なお、人気の固定金利ローンである【フラット35】は・・・「つなぎ融資」が不可。
(別の提携ローンで「つなぎ融資」を組む必要がございます。)
但し、融資条件などは金融機関によって異なりますので、各金融機関にお問い合わせ下さい。
注文住宅を建てる際には、十分な資金計画をしっかり立てましょう!
って・・・・・・・・・言われたって!
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著作者:tacit requiem(joanneQEscober )
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BY WHITE