今日は~「注文住宅」の依頼先についてのお話を。
「注文住宅」の依頼先は~
年間1000棟以上を供給する大手ハウスメーカーから
1~2人で家族経営している工務店、建築家が独立して
設計・施工監理している個人設計事務所まで、
数多くの様々な業態に分かれて!全国に数万社以上あります。
会社規模だけで…見てみると…ゾウさんとアリさんが…
同じ土俵で競合しているような!とっても「特異の業界」です。
ゾウさんである大手ハウスメーカーは
TVCMや新聞一面広告、雑誌掲載、総合住宅展示場で
皆様にとっても~目に触れる機会の多い~!
馴染み深い会社様ですよね。
(広告費用のかけ方も…ハンパありません。羨)
いいなあ…弊社の広告宣伝費1年分!
(とある大手会社の新聞一面広告)
知名度が もっとも高いのが~大手ハウスメーカーですから!
「注文住宅の依頼先=大手ハウスメーカー」と
みなさま!結び付けがちなのですが
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ちなみに、本日…
ご来場頂いたお客様からの一言。
「大手ハウスメーカーが
日本の注文住宅シェア8~9割あるのでは!」
なんてことを…おっしゃっていたので…。
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ちょっと・・・待ってくださいね!
実は、こんな びっくりデータがあるんです。
つまり・・・年間施工棟数1,000棟以上の
会社のシェアは「34%」ですが、
その一方で、年間施工棟数100棟未満の会社は
4割と半分近いシェアを占めているという事実。
更に・・・
上のグラフの「年間施工棟数からみた会社の数」を見てみますと
もっと!この構図が分かりやすくなります。
大手ハウスメーカーのように年間100~1,000棟を
手がける住宅会社は、市場シェアでみると「2%」ほどしかなく
年間9棟までしか建てない「小さな住宅会社」が8割にのぼります。
ほとんど・・・年間1桁しか!注文住宅を
建てない中小&零細工務店が~
我々!日本の家をつくっているという業界の現実。
つまり・・・こういうこと。
ゾウ VS アリ
地元の中小・零細工務店が市場の半分以上のシェアを確保している
注文住宅の産業構造は・・・
自動車業界や家電業界のような、わずか数社で
「日本全体」のシェアを競い合っている業界ではなく!
ゾウさんのような店頭上場している大企業から・・・
アリさんのような小さな企業が【同じ土俵】で競合している
極めて・・・珍しい特異な業界なことがわかります。
こうした業界地図と大手ハウスメーカーの位置を
把握しながら「家づくりをスタート」すると・・・
より客観的な判断が出来るかもしれませんね。
本日、ご来場いただいたお客様に
少なからずの抵抗を…このブログで…。
(苦笑)